以下、在マレーシア日本国大使館よりの情報です。
- 当館には、在留邦人及び当地への旅行者から、スリ被害の相談や報告が多く寄せられています。主な被害場所は次のとおりです:ブキビンタン周辺、KLセントラル駅(※)と同駅直結のモール内、バトゥ洞窟およびムルデカ広場周辺
※ KLセントラル駅はクアラルンプール国際空港に電車で接続し、また市内の交通の中心地でもあるため、その他の盗難被害も把握されています。
- マレーシアでは、スリ・置き引き・ひったくりなどの街頭犯罪が増加傾向にあります。クアラルンプール市内では、2024年中の凶悪犯罪の内、約56%を強盗事件が占め、盗難被害に関してはマレーシア全土で最多の被害件数となっています。
- 先日、当地の地元紙がブキビンタン周辺で発生したスリ被害の状況を動画付きで報じるなど注意を呼び掛けています。
- 在留邦人及び短期滞在者の皆さまにおかれましては、当館がこれまでに発出している注意喚起メールを基に、当地の犯罪情勢を認識していただき、貴重品を入れたバックは体の前でしっかり持ち歩くなど紛失や盗難防止に努めてください。
(参考)スリ被害に関する報道
https://thesun.my/going-viral/bukit-bintang-pickpocket-steals-over-rm10000-from-womans-bag/
(参考)当館による主な注意喚起
https://www.my.emb-japan.go.jp/files/100936542.pdf
【参考】
これまでに把握されている主なスリ被害の状況は、次のとおりです。
実例)
1.ブキビンタン駅において背負っていたリュックサック内からクレジットカード在中の財布が盗まれていることに気がつく。駅構内では、エスカレーターで地上階に出る際、後方にいた男女3人組(中年男性、若い女性2人)が不自然なほど接近する状況があった。
2.ムルデカ広場周辺を散策中、背中に抱えていたリュックサックのチャックが開いており、現金在中の財布が盗まれていることに気がつく。
3.クアラルンプール市内に所在するホテル内エレベータにおいて、背中に抱えていたリュックサック内から現金在中のポーチを盗まれる。
4.パビリオン付近において、狭い階段で被害者を前後に挟み込むようにし、ショルダーバッグ内から携帯電話を盗もうとするスリグループが確認された。付近の通行人がスリ犯に声を掛け注意したため、幸い被害に遭わなかった。被害者は、ショルダーバッグを右肩から斜めにたすき掛けにしていたところ、同バッグがやや後方に位置していたため、スリ犯に狙われた模様。
以上