安全講習会実施報告ー安全対策の手引き

        マレーシアで安全に過ごすために(安全対策の手引き)

                        平成28年 2 月 20 日
                        在マレーシア日本国大使館

1 はじめに:「安全はすべてに優先する」
「外国で生活する」とは、「言語・習慣・法制度が異なる環境の下で、自分自身の安全
を守りながら自分が目標とすること(仕事、学問、生活)を実現する」ということです。
目標達成の前提には、「安全に日々を過ごすこと」があることに注意してください。

2 マレーシアの治安情勢:「常に警戒心と心の準備を」
日本国内では、しばしば「マレーシアは比較的治安が良い」という風評を耳にします。
しかし、日本とマレーシアの犯罪統計を比較すると、犯罪発生率は日本の2倍、中で
も強盗事件の発生率は23倍であり、風評をうのみにすることはできません。
特に、すり・ひったくりは場所を問わず日常的に発生しており、常に注意が必要です。
この他、2015年以降、東南アジア地区では銃乱射・爆発などのテロ攻撃に対する
懸念が高まっており、一般犯罪とともにテロへの警戒心を持つことが求められています。

3 事件事故に巻き込まれないために:「予防が第一」
外国に限らず、初めての土地で安全に生活する上で最も大切なことは、「事件事故に巻
き込まれる危険性(リスク)を下げること」です。
そこで、誰にでも実行可能で、しかも被害防止に有効な対策を列挙しますので参考に
してください。

 a. 常に動きやすい服装と靴を着用し、できるだけ携行する荷物を減らす
 b. 荷物は体の前面で抱え、背中掛けにしない
 c. 集合時間・集合場所・出発時間を常に確認し、単独行動を避ける
 d. 移動中も時々振り返り不審者がいないか確認する
 e. 混雑する場所ではすり・痴漢を警戒し、貴重品はバッグ等の奥に収納しておく
 f. 外出中に突然爆発音や叫び声、その他異変を聞知したら、周囲を警戒して速や
   かにその場から立ち去る

4 万一事件事故に巻き込まれた場合は「安全第一」
 金品を奪われても「命が助かればそれでよし」です。
 a. ひったくり・強盗等に遭遇しても抵抗せず、金品を渡す
 b. テロ事件(刃物による通り魔、銃乱射、爆弾)に遭遇したらとにかく逃げる
※ 銃乱射事件の場合は、まず伏せて撃たれないようにする

5 おわりに
海外生活での安全の基本は「危険を予測し、トラブルに近づかない」です。日本の常
識が全く通じないことを肝に銘じて、「警戒しつつ楽しむ」ようにしましょう。 (了)