安全情報1908ーー大使館情報

 

ヘイズ(Haze/煙害)による健康被害にご注意いただくと共に,社会生活への影響にもご留意下さい。

 

1.マレーシア保健省のプレスリリース

http://www.moh.gov.my/index.php/database_stores/store_view_page/21/1228 )

によれば,インドネシア側での森林火災の影響により,ヘイズ(Haze/煙害)がマレーシア国内の一部

地域にも被害を及ぼしており,ASEAN Specialized Meteorological Center (ASMC) の発表

http://asmc.asean.org/home/ )が示すように,その森林火災の現場が存在するため,

ヘイズは今暫く続くものと予想される,としています。

 

2.マレーシア環境局では,各地域における大気汚染指数(API)を以下のとおり5段階に分類して,

随時発表しています(  http://apims.doe.gov.my/public_v2/home.html )。 当国保健省は,指数が

101(不健康)を超える場合には,屋外での活動を見合わせるよう推奨しています。

【API指数】

 50 以下・・・良好(Good)

 51-100・・・通常(Moderate)

101-200・・・不健康(Unhealthy)

201-300・・・非常に不健康(Very Unhealthy)

301 以上・・・危険(Hazardous)

 

3.今月に入り,サワラク州内でAPI指数200を超える日が増え,また観光地シャーアラム市やマラッカ市

でも一時は指数200に達し,今週に入ってからはスランゴール州内やクアラルンプール市内においても指数

150を超えたため,18日以降は各州の教育省は公立・私立すべての教育機関を臨時休校とする一時的措置

をとっています。

 

4.つきましては,これらAPI指数が高くなる地域にお住いの在留邦人の皆様や,そうした地域に行く御予定

の短期渡航者の方におかれましては,上記マレーシア環境局のホームページ等で最新のAPI指数情報を小まめ

に確認し,汚染濃度に応じては屋外での活動を控えるなど,上記マレーシア保健省

(  http://www.moh.gov.my/index.php/pages/view/183 )のプレスリリースの,健康への影響軽減予防策

(邦訳は以下)も参考にし,状況には十分ご注意ください。

 

<仮邦訳>

1.運動は呼吸数の増加につながり,ヘイズ被害のリスクを高める可能性がある。

2.全国ヘイズ・アクションプランの推奨事項に沿って,大気汚染指数(API)の値が100を超える場合,

屋外での活発な活動は控える。

3.屋外では,必要に応じてマスクを使用する。

4.自宅など建物の窓は閉じて,ヘイズ流入を抑制する。

5.屋内は小まめに清掃し,禁煙とする等,建物内でのヘイズ被害のリスク増大を抑えるよう心掛ける。

6.車両のエアコンを使用する際には,車内空気サイクルモード(内気循環)を選択する。

7.喉が渇いていない場合でも,十分な水分(1日に少なくともグラス8杯)を摂取する。

8.可能であれば,微粒子を濾過する高性能のエアコンや空気清浄機を活用し,屋外からのヘイズ侵入を防ぐ。

9.幼児や,呼吸器疾患・心臓病を持つ子供の健康には特に注意する。

10.体調が悪い場合は,直ちに医療機関で診療を受ける。 (以上)

 

 

(現地公館連絡先)

○ 在マレーシア日本国大使館

 住所:11, Persiaran Stonor, Off Jalan Tun Razak, 50450 Kuala Lumpur, Malaysia

 電話:(03)2177-2600(代表)

 ホームページ: https://www.my.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

 

(外務省)

○ 外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp

【携帯電話版】 http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp

                                                                                                  以上