タイ:バンコクにおける爆発事案の発生に伴う注意喚起(更新)
2015年08月19日
1.17日夜(現地時間),首都バンコクの中心部の交差点で爆弾が爆発し,報道によれば,少なくとも20人
が死亡し,125人が負傷しました。事件の背景等については現地警察が捜査中です。爆発現場付近では,
別の爆弾が発見され,治安当局が解体したとの情報もあります。なお,現在のところ,本事案についての
犯行声明等は確認されていません。
2.また,上記事件との関連性は不明ですが,18日昼,バンコク中心部チャオプラヤ川のタクシン橋付近
の水中で爆弾が爆発しました(死傷者なし)。本事案についても,犯行声明等は発出されておりません
3.これらの事案とは別に,これまでもタイでは,首都バンコクにおいて,本年2月,ショッピングモールの外で
小型爆弾が爆発する事件や,同3月,刑事裁判所の外で手投げ弾が爆発する事件等が発生しています。
また,タイ南部地域(ナラティワート県,ヤラー県,パッタニー県及びソンクラー県の一部)においては,
タイからの分離独立を標榜するイスラム系武装集団が存在し,同集団による襲撃,爆弾事件が続発しています。
さらに,本年4月には,南部スラータニー県サムイ島にある商業施設(セントラル・フェスティバル・デパート)
の駐車場において自動車が爆発し,イタリア人1名を含む7名が負傷する事件が発生しています。
4.つきましては,タイへ渡航・滞在を予定している方または既に滞在中の方は,以下の危険情報を踏まえるとともに,
上記情勢に留意の上,不要不急の外出を避けるなどテロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の
関連情報の入手に努めてください。また,大勢の人が集まる場所等は可能なかぎり避けるとともに,外出の際には
周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意を払って
ください。さらに,爆弾事件や不測の事態が発生した場合の対応策を再点検し,状況に応じて適切な安全対策が
講じられるよう心がけてください。
タイ「危険情報」:
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?id=007&infocode=2015T075#ad-image-0
5.なお,テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せて御参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)
6.また,海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え,必ず在留届を提出してください。
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html)
また,3か月未満の旅行や出張等の際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に
登録してください。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
問い合わせ窓口などの詳細は以下の「外務省 海外安全ホームページ」よりご確認ください。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2015C253
●ジョホール日本人会としましては、今後とも地域・近隣諸国の安全に関する情報の発信、共有化に努めて
参ります。会員皆様からの安全情報のご提供をお待ちしておりますので、何卒事務局までご連絡頂きます様、
よろしくお願い致します。
以上