JBショッピングモール・観光地でのテロ警戒態勢強化について
~ 外出時の安全確認を励行し、外出時のリスク軽減に努めましょう ~
現地の新聞の記事によると、ジョホール市内にあるショッピングモールや旅行者に人気の観光地は、
最近のISISの脅威に照らして、市民の安全性を確保するために、テロへの警戒態勢を強化していると
のこと。外出時には、下記大使館情報を参考に、安全に十分ご留意ください。
原典:http://www.thestar.com.my/news/nation/2016/07/09/jb-malls-beef-up-security/
(大使館情報より抜粋)
在留邦人の皆様をはじめ、観光などで短期滞在中の皆様におかれましては、アルコール類を供する飲食店
や欧米人が多数出入りする娯楽施設は、テロの標的となり得る一定のリスクがあることをよく認識すると
ともに、仮にこれらの施設を訪れる場合には、非常口や脱出ルートを念頭に置いた配席や訪問時間帯及び
滞在時間の調整などのリスク軽減に注意して下さい。
※ オープンカフェスタイルの店舗では、爆発事件を始め銃乱射や刃物による殺傷事件が発生した場合、
身を隠したり犯人の接近を阻止することが極めて困難です。
事件関係者がテロの標的として検討していたものとしては、「反イスラムな施設」とともに、「マレーシア
政府要人及び政府・治安機関の幹部」も挙がっていたということです。
従いまして、政府機関の建物や施設や軍・警察施設、国家的重要記念物を訪ねる際は、テロ攻撃に巻き込まれる
リスクがあることを認識し、常に警戒心を保持するとともに、状況に応じて訪問する時間帯や滞在時間を調節
するなどリスク軽減に努めてください。
外出時に事件・事故等の危険に遭遇するリスクを軽減する上では、注意すべき項目をリスト化して、外出する前
に確認するのが有効です。
以下に、外出する際に確認をお勧めしている項目を列挙しますので、ご参照下さい。
(1)外出前の事前検討
外出の必要性・緊急性があるか、訪問先の事前確認を行っているか、道順を把握しているか
※ 集団で外出する際は、万一、諸事情ではぐれた場合の再集合地点等も確認
(2)服装
動きやすい服装、歩きやすい靴、貴重品は最小限で分散しているか
(3)通信手段
携帯電話は充電済か、非常連絡先のメモはあるか(携帯電話紛失時用)、電話代はあるか
(4)出発・移動・到着時
誰かに見られている等「違和感」がないか、殊更に自分を観察・追尾する者がないか
※ 必要に応じて後ろを振り返る、故意に同じ順路を繰り返す等で点検する
(5)外出先での留意事項
観光地や人(タクシー)待ちの際も周辺には注意(視線が1か所に集中しがち)
ホテルのロビー、大規模商業施設のエントランス、駅・空港・バスターミナルなど「人が自由に往来可能な
場所」、「大きな荷物を携行していても違和感を感じない場所」に長時間滞在している不審な者がいないか
(これらの場所は、テロ・一般犯罪ともに遭遇するリスクが高い場所)
(6)その他(外出時の着眼点)
人(雑踏)の流れ、警備員の視線、軍・警察のパトロール状況(人数、規模)、道路上や施設内でのイベント
実施状況(雑踏の滞留状況)等に「違和感」を感じたら、その場を離れること。
大使館では銃乱射事件・爆弾事件等のテロ事件に対する諸対策を進めるための参考資料として、下記の注意
喚起を発出しておりますのでご参照下さい。また、空港や駅・バスターミナル等におけるテロに関する参考
資料についても、過去の注意喚起をご参照ください。
【銃乱射事件及び爆弾テロ事件に関する注意喚起
~日頃から警戒と備えを怠らないようにしましょう~】
【ブリュッセルにおけるテロ事件の発生に伴う注意喚起
空港・駅・バスターミナル等では警戒を怠らないで下さい】
http://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/ryoji/Alert%20on%20Terrorist%20attack%2024032016.html
● ジョホール日本人会としましては、今後とも地域や近隣国の安全に関する情報の発信、共有化に努めて
参ります。会員皆様からの安全情報のご提供をお待ちしておりますので、身近な事件・事故などありましたら、
何卒事務局までご連絡頂きます様、よろしくお願い致します。
以上